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20分ルールが変わる 韓国コスメの新作マスクはなぜ「3時間・一晩」つけられるのか

韓国コスメで「20分で外す」シートマスクの常識が変わり始めた。Biodanceの新作マスクのように3時間や一晩つけたままにするロングウェア設計が登場し、従来品が乾燥で逆浸透を招く弱点を克服している。

韓国コスメのシートマスクといえば「15〜20分で外す」が長年の鉄則だった。だが今、この定番ルールを覆す新しいマスクパックのカテゴリーが韓国で急速に広がっている。3時間、あるいは一晩中肌に貼りっぱなしにする「ロングウェア」タイプだ。

その象徴とされるのが、韓国ブランド・Biodanceの「Bio Collagen Real Deep Mask」。従来のシートマスクが薄い不織布に美容液を含ませた構造なのに対し、このマスクは半固形のゲル状美容液そのものをシート状に成形した製品で、メーカーは最低3時間、または通常のスキンケアを済ませた後に一晩つけたままにする「スリーピングパック」としての使用を推奨している。使い始めは白く不透明だが、肌が成分を吸収するにつれて徐々に透明に変わり、2〜3時間ほどで透け切るのが使用の目安とされる(透明化までの時間は肌状態や環境により変動する)。

従来のシートマスクが20分で外すべきとされてきたのには理由がある。韓国メディア・ニュース1の報道によれば、一般的なシートマスクのシートは水分を含んだ状態では肌に美容液を届けるが、乾き始めると逆に肌の水分を吸い取ってしまう「逆浸透」が起こる。つまり長時間、あるいは寝ている間つけたままにすると、保湿のつもりが乾燥を招く結果になりかねない。ロングウェア系のゲルマスクやフィルムマスクは、この乾燥リスクを避けられる素材・構造で設計されている点が、従来品との実質的な違いだ。

この変化は単発のヒット商品にとどまらず、自宅で専門的なケアを再現しようとする韓国の「セルフビューティー」志向の広がりとも連動している。CJニュースが伝えたオンラインモールの検索データでは、ハンドケア用の「バブルパック」の検索量が前年比1448%、セルフまつ毛パーマが967%それぞれ増加したという。マスクパックの使用時間が20分から数時間、さらには一晩へと延びていく動きも、同じ流れの一端として位置づけられる。

20分を過ぎれば逆に乾くはずのシートが、数時間経っても透明になりきらないままなら、それは肌への密着や吸収がうまくいっていない合図かもしれない。